妊婦さんはさつまいもを食べても大丈夫？さつまいもの栄養とは

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妊娠中は、お腹の赤ちゃんの成長に必要な栄養をたっぷりと含んだ食べ物を摂取することが必要です。

妊婦健診などで、さつまいもを食べると良いと言われたことがある方もいらっしゃると思いますが、どうしてさつまいもが妊婦におすすめなのでしょうか？

ここでは、なぜ妊娠中にさつまいもを食べると良いのかという理由と食べる際に気をつける事を紹介します。

さつまいもの栄養が、便秘に効果あり

妊娠中に、便秘に悩んでいる人も多いのではないでしょうか？

ホルモンバランスの変化で腸の動きが鈍ってしまったり、つわりやお腹が大きいことで身体を動かせず運動不足になるのが原因で、便秘になりやすくなるようです。

妊娠中は、自分の判断で市販の便秘薬を飲むことができないため、便秘が続き、辛い日々を過ごしている人も少なくありません。

そのようなときにおすすめなのが、さつまいもです。

さつまいもには、食物繊維が豊富に含まれていますので、腸内環境を整え、腸の動きを活発にする働きがあるので、さつまいもを食べることで、便秘を解消する効果が期待できるのです。

また、さつまいもの皮には、「ヤラピン」という腸内活性作用のある成分が含まれています。

そのため、さつまいもを食べるときは、皮もいっしょに摂取すると良いでしょう。

妊婦に必要な葉酸が含まれている

さつまいもには、妊婦に必要な葉酸が含まれています。

葉酸は、赤ちゃんの身体を形成するために必要な栄養素ですので、妊娠中に医師や看護師から葉酸が多く含まれている食べ物を摂取するよう言われることも多いのではないでしょうか。

葉酸が不足すると、お腹の中の赤ちゃんの先天性異常を引き起こしてしまったり、貧血になってしまったりするので注意が必要です。

そこで、おすすめなのがさつまいもです。

さつまいもには、葉酸が豊富に含まれているので、摂取することで葉酸不足を補うことができます。

葉酸をより多く摂取するために、おやつにさつまいもを取り入れるのも良いのではないでしょうか。

身体の免疫を高めるビタミンＣを摂取することができる

さつまいもの皮には、ビタミンCが多く含まれています。

ビタミンＣは、熱に弱い性質があるのですが、皮のデンプン質に含まれていることで、熱を加えても失われることがありません。

ビタミンCは、身体の免疫を高める効果があり、風邪を予防することができます。

妊娠中は、風邪をひいても薬を飲めないことが多いため、さつまいもを食べて免疫を高めると良いでしょう。

さつまいもの食べ過ぎには注意しよう

さつまいもを食べることで、便秘を改善したり、ビタミンＣを摂取することができるのですが、食べ過ぎには注意する必要があります。

さつまいもは、100gで130kcal程度あり、食べ過ぎると肥満の原因につながるケースもないわけではありません。

特に、妊娠中は体重が増加しやすく、健診時に指摘されてしまうこともあるので気をつけましょう。

また、さつまいもは、糖分を多く含んでいます。

妊娠中に糖分を多く摂取しすぎてしまうと、妊娠糖尿病になってしまう可能性も否定はできません。

妊婦糖尿病を患うと、早産などのリスクが高くなるため注意が必要です。

妊娠中でカロリーや糖分が気になる場合は、カロリー計算を行ったり、さつまいもの食べ方を工夫すると良いでしょう。

油や砂糖を使用し調理すると、どうしてもカロリーや糖分が高くなってしまう恐れがあるので、さつまいもをそのまま焼いたり蒸したりして、素材そのもののおいしさを味わってみるのもよいのではないでしょうか。

妊娠中は、さつまいもで栄養を補おう

さつまいもは、妊婦におすすめの食べ物です。

便秘を改善したり、葉酸やビタミンＣを摂取したりすることができます。

そのため、食事のメニューに意識して取り入れるとよいでしょう。

しかし、さつまいもは、カロリーが高く、糖分が多く含まれているので、食べすぎには注意が必要です。

食べる量を決めたり、油や砂糖を控えた調理法を取り入れたりすると良いかもしれません。