捨てるのはもったいない！さつまいもの皮に含まれる栄養素

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さつまいもを調理するときには、皮を剥いてからという人もいるでしょう。

確かに、皮を剥いた方が食感も滑らかで、食べやすく感じるかもしれませんが、それはかなりもったいない食べ方をしているんです。

実は、さつまいもの皮には豊富な栄養素が含まれ、様々な健康効果がありますので、今回の記事ではさつまいもの皮の栄養素や、食べることによってどんな効果が得られるのかなどについて詳しく解説したいと思います。

さつまいもの皮に含まれる栄養や健康効果

さつまいもの皮には、食物繊維が豊富に含まれています。

食物繊維には、それぞれが異なった働きかたをする、水溶性と不溶性のものがあるのですが、水溶性の食物繊維は水に溶けやすく、小腸で緩やかに吸収され、食後の血糖値の急激な上昇を抑えてくれる効果があり、さらに、水分を多く含み、腸のなかの有害物質や老廃物を吸着して、便と一緒に体外へと排泄する役割もあるのです。

そして、もう一方の不溶性食物繊維は、水に溶けにくく、腸を刺激して頑固な便秘の改善に役立ってくれます。

食物繊維以外にも、さつまいもの皮ならではの栄養もあります。

さつまいもの皮を剥いたときに、白い液体が出てきてビックリした経験はありませんか？食べてはいけないのではと不安に感じた人もいると思いますが、、この白い液体にこそ栄養が詰まっているのです。

ヤラピンという成分で、胃の粘膜を保護したり、腸のぜん動運動を促進する働きがあり、これはさつまいも特有の栄養素で、加熱してもその栄養効果が変わることはありません。

そして、さつまいもの皮にはまだまだ健康に効果的な栄養素が豊富に含まれています。

骨や歯を作るカルシウムや美肌の素であるビタミンC、更には新陳代謝の促進や視力回復にも効果があるアントシアニンも多く含まれています。

さつまいもの皮を捨てるということは、栄養を減らしてしまう、もったいない行為なのです。

さつまいもの皮の洗いかた

健康効果が期待できるさつまいもの皮ですが、食べるときには下準備することが必要です。

その理由は、さつまいもは地面の中で成長する植物なので、掘り起こしたときには、全体的に土がついているため、このまま皮を食べることは、衛生的とはいえません。

食べる前には、流水で土を綺麗に落とすようにしましょう。

また、メラミンスポンジなどで擦って洗うのも効果的です。

表面を、軽い力で擦るだけでも効果的です。

そして、アク抜きは必ずする必要はありませんが、皮の苦味が気になるというときには、行うようにしましょう。

アクを抜くには、ボールに水を張り、さつまいもを浸けておきますが、栄養素を失わないためにも、水に浸す時間は、最長で約10分にしておきましょう。

皮の効果的な摂取方法

さつまいもの皮の栄養を効果的に摂取するには、調理方法も大切です。

さつまいもの栄養素は水に溶けやすいものが多いので、茹でる調理は避けるようにしましょう。

効果的な摂取方法として、蒸し料理があります。

蒸し料理は、栄養が抜け出すことを防ぎ、甘味を引き出す効果があります。

皮を食べるときの注意点

さつまいもの皮を食べるときには注意点もあります。

皮の表面を見たときに、表面の一部がカビなどに侵されている場合は、食べると健康を害するため、食べないようにすることが大切です。

他にも、変色していたり、触れたときにブヨブヨしているときには、皮を食べることは避けます。

さつまいもの皮は栄養素が高いからといって、必ず食べる必要はありません。

少しでも不信感を感じたら、食べないようにすることが大切です。

さつまいもの皮で得られる効果

さつまいもの皮には、様々な栄養が豊富に含まれているため、食べることで、頑固な便秘を解消したり、ダイエットや美容などに様々な効果をもたらします。

ですが、健康に効果があるからといって、食べ過ぎてしまうと、逆に体調不良が起きる可能性もあります。

さつまいもの皮を食べるときには、食べ過ぎに気を付けるようにしましょう。