gi値が秘訣！脂肪を増やさないさつまいもダイエットのススメ

この記事を読むための時間：3分

豊富な食物繊維で体に良い食材として知られるさつまいもですが、実はダイエットにも効果的であるという研究結果が見られるようになってきました。

本来ダイエットとは辛いものですが、さつまいもダイエットならその心配は無用です。

今回はさつまいもが効果的な理由やgi値について、またダイエットに効果的なさつまいもの食べ方などについて解説していきます。

さつまいもダイエットの秘訣はGI値にあり

さつまいもがダイエットに効果的な食物である一番の理由は、gi値が大きく関係しているのですが、gi値とはグリセミック・インデックスの略語で、それを食べた後に上昇する血糖値の上昇度合いを表した数値で、この数値が大きいほど血糖値が急激に上昇することになり、逆にgi値が低ければ血糖値の上昇は緩やかになります。

血糖値が上昇することの大きな問題は、それによって引き起こされる体の反応です。

血糖値が短時間に上昇すると体はインスリンと呼ばれるホルモンを分泌し、上がった血糖値を抑制しようとしますが、インスリンには脂肪の生成促進や脂肪の分解抑制などの作用もあるため、これが肥満の原因になるのです。

インスリンの分泌の有無によって、あまり食べていないのに太ってしまう事がありますし、逆にインスリンが分泌されない食事であればカロリーが高くてもそもそも脂肪が作られにくいので太りにくいというわけです。

さつまいもはこのgi値において食パンのほぼ半分ほどであり、健康食としてよく引き合いに出される蕎麦よりも低い非常に優秀な数値となっています。

さつまいもはとても脂肪が付きくい食物と言えるでしょう。

調理方法によっては逆効果にもなりえる調理によるgi値の変化

調理によって変質したり変化してしまうビタミンなどの栄養と同じく、gi値もまた調理方法によって変化してしまう特徴があります。

ここで覚えておくべきことは、さつまいもは低温でじっくり加熱する調理方法を取るとgi値が急激に高くなってしまう点で、短時間の加熱でなら蕎麦にすら勝る低gi値のさつまいもも、焼き芋のようにじっくりと加熱することでgi値が急上昇してしまうことが分かっています。

ダイエットする場合もっともやってはいけない調理方法がじっくり焼く方法で、gi値は80から90前後と非常に高い数値になってしまうのです。

gi値は一般的に70以上で高gi食品、55以上で中gi食品、55以下で低gi食品とされているため、80以上は高gi食品になってしまうでしょう。

次点では、油であげる方法がgi値が高くなってしまうやり方で、こちらは値が65から70前後となっており、一見油が使われる分、数値も高くなりそうですが、焼くよりは遥かに低くなっています。

そして、一番gi値が低くなる調理方法は煮る・蒸すやり方で、こちらはgi値を50前後にまで抑えることができます。

おやつとしては蒸かし芋などにしたり、御飯のおかずには煮物などに入れると良いでしょう。

煮る蒸すだけではどうしても飽きてしまう場合の対処法

ダイエットの一番の敵は、同じメニューばかりに飽きてしまってストレスが溜まってしまうことです。

特にサツマイモと言えば焼き芋を思い浮かべる人も多く、gi値が最も高くなってしまうものの、食べたくなってしまう人も少なくないでしょう。

どうしてもさつまいもの食べ方に変化を出したいのなら、焼き芋を食べる時はよく冷やして食べるようにすることがおすすめで、焼き芋を冷やすことで糖化したデンプンを、消化されにくいレジスタントスターチという成分に変化させる事ができるため、血糖値の上昇を抑えることができます。

また、焼き芋を食べる時はあまり水分を取らないようにするのも良いでしょう。

食事の際に水分を取ることは食物の消化吸収を効率化させてしまうため、水分を抑えることで吸収されにくくすることができるのです。

低giのさつまいもを活かして脂肪のつきにくい食生活へ

低giのさつまいもは、余分な栄養が脂肪に変化するのを防いでくれるため非常にダイエット向きな食品だと言えます。

またさつまいもの豊富な食物繊維でお通じを良くすることもダイエットや健康に大きく寄与してくれます。

しっかり食べて痩せる健康的なダイエットを目指すためにも、調理方法などに工夫をしてさつまいもを食生活に取り入れてみましょう。