焼き芋を食べた後で、何となくおならが出る回数が増えたと感じたことはありませんか。人前でおならを我慢したいのに、うまく止められるか気になる方も多いことでしょう。実は、焼き芋とおならとのメカニズムを知っておけば、上手にコントロールすることも可能なのです。今回は、焼き芋とおならとの関係、おならが止まらない時の対処法などについて、詳しく紹介していきます。

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焼き芋とおならとの関係性

焼き芋を食べるとおならが出るのが心配になりますが、実はおならの成分のほとんどは空気です。食事や呼吸時に無意識に吸い込んだ空気と、腸内細菌の消化活動などによって発生したガスが合わさって、体外に排出されるのが「おなら」なのです。では、焼き芋を食べるとおならが出やすくなるのは何故なのでしょうか。

食物繊維の豊富さがおならの要因

焼き芋にはたくさんの食物繊維が含まれていて、腸内細菌に代謝される時と腸内で腸内細菌に分解される時にガスが発生します。加えて、食物繊維には腸のぜん動運動を促す作用があり、摂取量が増えるとぜん動運動が活発となるため、より多くのガスが発生することになります。

 

通常でも、人は1日に10～20回ほどおならをしていて、合計500㏄～1,000㏄を排出していますが、焼き芋を食べることで約2倍のおならが出るといわれています。

おならが出やすくなる時間

焼き芋を食べてからおならが出やすくなるまで、どれくらいの時間がかかるのでしょうか。焼き芋を口に入れてから腸に達して、ぜん動運動が活発化しガスが溜まり始めるまでの時間が分かれば良いのですが、おおよそ6時間かかるといわれています。

 

もし、朝食に焼き芋を食べると、学校や職場にいる15時前後にピークが来るため、おならが気になるなら朝食は避けることをおすすめします。

おならはいつまで続く？

おならが収まるまでの時間は、人によって異なります。何故なら、たくさん腸に溜まったガスを排出できない限り、おならは出続けてしまうためです。

 

おならを我慢する時、お腹に力を入れていることでしょう。しばらく我慢すればおならが収まったように感じますが、少し経つと前より強い刺激が来ます。我慢を繰り返すと、だんだん体内にガスが溜まってしまい、大きなおならになってしまうことも。おならは我慢せず、早めに出し切ることをおすすめします。

おならをコントロールする焼き芋の食べ方

焼き芋を食べておならをしたくなっても我慢することはできますが、無理は身体に良くありません。しかし、焼き芋の食べ方一つで、自然とおならの回数を抑えることはできます。

 

実はその方法は焼き芋を皮ごと食べること。皮に含まれている「ヤラピン」が食物繊維の消化を助けてくれるため、胃腸のぜん動運動が減り、ガスの排出量も減少させることが可能となるのです。おならが気になる方はぜひ試してみてください。

おならが止まらない時は

では、どうしてもおならが止まらない場合は、どうすればよいのでしょうか。必ず効き目があるという訳ではありませんが、効果が期待できる方法は次の3つです。

衣服のお腹周りを緩める

まずは、衣服のお腹周りを緩めてみましょう。おならは、お腹の圧力が高まると排出しやすくなるからです。身体を楽にすることで、おならをやり過ごすことができます。

自分を安心させる

自分にプレッシャーをかけず、安心させることも効果的です。ストレスがかかると、ぜん動運動が活発になり余計にガスが溜まりやすくなるため、気持ちをリラックスさせると、一時的におならは収まります。

とにかく我慢する

それでもだめなら、とにかく気合を入れて我慢するしかありません。ただし、長時間我慢すると身体に良くないので、早めにその場から離れておならを排出することをおすすめします。

焼き芋を食べておならが出るのは体調が良い証拠

焼き芋を食べておならが出るのは、当たり前のことです。おならを我慢すると体調が悪くなることもあるため、焼き芋の食べ方や食べるタイミングを考えてできるだけ自然に排出することが大事です。今回の記事を参考にして、焼き芋の効果を得ながらうまくおならとも付き合っていきましょう。