ダイエットしたい方にぴったりの食材の一つがさつまいも。主食の代わりにして取り入れるのが定番ですが、カロリーの高さが気になる人もいるかもしれません。しかし、さつまいもを上手に取り入れることで大きなダイエット効果が期待できるのです。今回は、さつまいもでダイエットできる理由と方法について詳しくご紹介します。

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さつまいもでダイエットできる理由

カロリーが高いイメージのさつまいもですが、実はダイエットにぴったりの成分を含む優れた食材です。ここで、さつまいもがダイエットに向いている理由について見ていきましょう。

ご飯よりも低カロリー

さつまいもは、同じ量のご飯と比較するとカロリーや糖質が低めです。そのため、主食をご飯からさつまいもに置き換えることで、ダイエットの効果が期待できます。

 

（100gあたり）

引用元：日本食品標準成分表2020年版（八訂）

便秘を改善

さつまいもを食べると、便秘を改善することも可能です。さつまいもの成分の一つ「不溶性食物繊維」には腸内環境を整える作用があり、腸の動きを活発にさせて便秘を解消させるのです。便秘になると腸の中の悪玉菌が増殖するため、血行不良やむくみの原因となり、代謝も低下します。便秘が解消できれば、ダイエットの成功につながるのです。

低GI食品

さつまいもは低GI食品であり、食後の血糖値が上昇しにくいという特徴があります。GI値とは食後の血糖値の上昇を示す指数のことで、高GI食品の場合、食後に一気に血糖値が上昇してしまいます。すると、インスリンが過剰に分泌されて血中の糖分を脂肪に変えてしまい、身体に溜め込むこととなるのです。そのため、ダイエットをするなら、低GI食品であるさつまいもがおすすめです。

腹持ちの良さ

さつまいもの腹持ちの良さも、ダイエットにぴったりです。さつまいもには水分を吸収して膨張する「水溶性食物繊維」も含まれていて、食べるとゆっくり消化されていくため、空腹になりにくくなるのです。

さつまいもダイエットの方法

ダイエットにぴったりのさつまいもですが、ただ食べるだけではそれほど効果がありません。では、さつまいもでダイエットに成功するにはどのようにすればよいのでしょうか。

さつまいもを主食に

まずは、一日3食のうち1食の主食をご飯からさつまいもに変えてみましょう。ただし、美味しいからといって食べ過ぎは良くないので、一食あたり1/2本（150g）を目安にしてください。

おすすめは焼き芋

ダイエットをする場合、手間暇がかかるとなかなか続かない可能性があります。そのため、オーブントースターやフライパンなどで焼くだけで簡単に調理できる焼き芋をおすすめします。焼き芋にすることでさつまいもが甘くなるため、ダイエット中で甘いものを我慢している時でも気兼ねなく食べられます。

皮ごと食べる

さつまいもの良い成分を余すことなく摂取するために、皮ごと食べることをおすすめします。さつまいもの栄養素は皮と実との間に多く含まれているため、皮を捨てるとその分の栄養素が得られなくなります。しっかりと洗ってから、皮ごと調理するようにしましょう。

冷凍すれば効果がアップ

焼き芋を冷やしてから食べると、ダイエット効果がさらにアップします。焼き芋を冷凍すると「レジスタントスターチ」という消化されにくいでんぷんが増えます。消化されないまま大腸に届くため、満腹感を持続させるだけでなく、腸内環境を整えてくれるのです。冷凍するというひと手間を加えるだけで、より効果が期待できます。

さつまいもを主食にして上手にダイエットしよう

さつまいもには、ダイエットにぴったりの成分や栄養素が含まれているため、主食に置き換えることで満足感を損なうことなく続けることができます。しかし、美味しいからと言って食べ過ぎてしまったり、味に飽きたからといって砂糖やバターを加えて食べたりすると意味がありません。食べ方に気をつけながら、さつまいもを上手にダイエットに取り入れましょう。