家庭菜園の一環として、野菜や果物を育てているご家庭も多いと思いますが、甘くてホクホクのさつまいももプランター栽培ができることを知っていましたか？この記事では、プランターでさつまいもを育てる方法や、育てるときの注意点をご紹介します。家庭菜園で何を育てようか迷っている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

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プランターでさつまいもを育てることは可能？

畑や大きい庭がなくても、プランターを使ってさつまいもを栽培する事は可能です。さつまいもはその昔に飢饉から多くの人を救ったことから分かるように、栄養の少ない痩せた土地でもたくましく育つことができます。

プランターでさつまいもを育てるのに必要なものは？

ここではプランターを使ってさつまいもを栽培するのに必要なものをご紹介します。

プランター

苗を植えるためのプランターが必要です。大きく根を張って育つので、1つの苗を植えるのに深さ×30センチ、奥行き×30センチ、幅×70センチ以上はある、大きめのプランターを用意してください。2株を一気に植えるときには、幅が90センチ以上のものを用意しましょう。

土

初心者の方は、市販されている花や野菜用の培養土を使用する方法がおすすめです。肥料などを混ぜ込む必要もなく、手軽にそのまま使えますよ。自分で土を作る場合には、赤玉土4:堆肥3.5:腐葉土1.5:バーミキュライト1の割合で混ぜたものに加え、石灰（用土10ℓあたり10g）と化学肥料（用土10ℓあたり20g）を混ぜ合わせましょう。

さつまいもの苗

さつまいもの苗はホームセンターに売っています。できるだけ費用を抑えたいという方や、珍しい品種のさつまいもを作りたいという方は、自分で種芋から芽出しを行い、苗を作る方法もあります。

さつまいもの苗を植える方法をご紹介

プランター栽培でおすすめなのが、垂直植えと斜め植えの2つの植え方です。垂直植えは、プランターに入れた土をまっすぐに掘り、根本のみを植える方法です。垂直に見ると比較的細長い芋が育ちます。もう一つが、斜め植えという方法で、土を斜めに掘り、苗の根元から3〜4節までを土に埋めます。短くコロンとした形に育ちやすいですよ。

さつまいもをプランターに植えた後の、水やりのポイントは？

さつまいもは葉の量が多く、水分が蒸散しやすいという性質があります。苗を植えてから１週間ほどは、毎日水をあげましょう。2週間ほど経つと根が定着してくるので、ほとんど水やりする必要がありません。土の表面が乾いてきたときのみ水を与えてください。

さつまいもをプランターで育てるときの注意点

ここでは、さつまいもをプランターで育てるときの注意点をご紹介します。

肥料をあげすぎない

さつまいもは、栄養分の少ない痩せた土地でも充分に成長することができる作物です。むしろ肥料を与えすぎると、つるぼけという状態になってしまい、茎や葉ばかりが育って、芋への栄養が行き届かなくなってしまいます。葉が黄色くなってしまった場合は、栄養不足が考えられるので、そのときは追肥を行うようにしましょう。

育てる環境に気をつける

さつまいもは乾燥に強い反面、湿気に弱いです。水はけが良く、太陽の光がよく当たる場所で育てましょう。また室外機から出てくる風に当たってしまうと苗が傷んでしまうので、室外機の前に置くのは避けてください。

つる返しを行う

さつまいもは節から根を伸ばし、土から栄養を吸収して分散してしまうため、伸びた根を切るつる返しという作業が必要になります。コンクリートを伝っていたり空中にあるのであれば、土とは接触していないので、つる返しを行う必要はありません。

まとめ

いかがでしたか。畑で大規模に育てるイメージのあるさつまいもを、ご自宅のプランターで育てられることを知って、驚かれている方も多いのではないでしょうか。プランターでのさつまいも栽培は初心者の方にも挑戦しやすいので、今回の記事を参考にしていただき、ぜひお試しくださいね。