蜜のような濃厚な甘さが特徴の安納芋は、数あるさつまいもの品種のうちの1つです。今回は、安納芋と他のさつまいもの違いについてみていきましょう。

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さつまいもと安納芋の違いについて

まずは、他のさつまいもと安納芋の違いについて詳しくみていきましょう。

安納芋はさつまいもの品種の一つ

安納芋は、上記でも少し触れた通り、さつまいもの品種の1つです。安納芋は、種子島の特産品としても知られており、平成25年までは種子島以外での栽培が禁止されていました。現在では、全国での栽培が行われ、そのねっとりとした甘さから高い人気を集めています。

安納芋には、2種類ある

安納芋はさつまいもの品種の1つですが、細かく分けると2種類の安納芋があります。皮の色味が赤っぽいものは「安納紅」、皮の色味が白っぽいものは「安納こがね」と呼ばれています。

その他のさつまいもと安納芋の違い

ここでは、そのほかのさつまいもと安納芋の違いについてみていきましょう。

味の特徴

安納芋とその他のさつまいもとの大きな違いは、やはりその「甘み」といえるでしょう。一般的な安納芋は生の状態で17度、加熱した状態で40度程の糖度があるといわれています。このように、別名で「蜜芋」と呼ばれるほどのスイーツのような甘みが特徴です。

 

また、安納芋は水分量が多いという特徴があります。そのため、ホクホクとした食感というよりは、ねっとりとしたクリーミーな味わいです。

栄養素の特徴

さつまいもは、準完全栄養食と呼ばれるほど、栄養素が高い食材です。ビタミン・食物繊維・カリウム・カルシウムなどが、健康や美容をサポートしてくれるでしょう。安納芋は、他のさつまいもと基本的には同じ栄養素を持っていますが、でんぷん量とβカロチンは、より豊富に含まれています。

安納芋だけじゃない！人気のさつまいも

安納芋は、数あるさつまいもの品種の1つであるとご紹介しましたが、その他にもさまざまなさつまいもが人気を集めています。ここでは、とくに人気の品種にスポットをあてて、その味わいの違いをご紹介します。

安納芋と紅はるかの違い

安納芋と同じく、その圧倒的な甘さで人気を集めているのが紅はるかです。2010年に品種登録された比較的新しい品種で「九州 121号」と「春こがね」を組み合わせて誕生しました。

 

昔ながらのさつまいもの食感を残しつつも、蜜のような甘さが加わった味わいで、安納芋と共に人気な品種です。焼き上がりは、とろとろとした食感が特徴で、グラッセにしてスイーツづくりに使用するのもおすすめです。

安納芋とシルクスイートの違い

シルクスイートは、紅はるかの親の一部である「春こがね」と「紅まさり」を組み合わせて生まれた品種です。新しい品種であるため生産量が少なく、「幻のさつまいも」という別名で呼ばれることもあります。シルクスイートという名前の通り、絹のようなしっとりとした滑らかな舌触りが特徴です。

まとめ

今回は、安納芋と他品種のさつまいもの違いについてご紹介しました。安納芋は、その他のさつまいもに比べると、ねっとりとした強い甘みが特徴です。一言でさつまいもといっても、その品種によって味わいや食感が大きく異なるため、さまざまな品種を食べ比べ、その違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。