長期保存が可能なさつまいも。様々な料理に使えるので、そのうち使おうと思ったまま放置してしまい、気が付いたら痛んでしまったということはよくあるケースです。今回は、さつまいもが腐ったときの見分け方を５つの例を挙げて説明します。さらに、腐ったさつまいもを誤って食べてしまった場合の対処法も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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さつまいもはどれくらいで腐る？

さつまいもは、基本的に長期保存が可能な食材です。賞味期限は、保存の方法にもよりますが、土つきのさつまいもはおよそ1ヵ月〜3ヵ月程度。スーパーで購入した洗浄済みのものは1ヵ月、冷凍保存をした場合は1ヶ月〜2ヵ月程度です。その期間を過ぎると、さつまいもはだんだんと痛み、腐っていくので注意しましょう。

さつまいもが腐ったときの特徴５つ

さつまいもが痛んでくると、状態に変化がみられます。安全に食べるためにも、小さな変化を見逃さないことが大切です。さつまいもが腐っている状態を、具体的な例を挙げながら説明していきます。

カビが生えている

もし、さつまいもの表面にだけふわふわした白カビが生えている状態の場合は、その部分を綺麗に水洗いすれば食べても問題ありません。しかし、緑や青っぽいカビが、果肉にまで浸透して生えていたら要注意です。その部分だけ取り除いて、他の部分には問題なさそうであれば食べられますが、全体的に変色していたり、水分が滲み出ている場合は危険なので食べないようにしましょう。

黒く変色

黒く変色したさつまいもは、腐っている可能性が高いので注意が必要です。皮が黒くへこんでいる場合はカビが原因で病気になっていることがあります。黒く変色しているさつまいもを切ったときに、果肉が水で滲み、じゅくじゅくしていたり、ぶよぶよしている場合は腐っているので、食べるのはやめましょう。

 

さつまいもを切った時には問題なくても、しばらくしてから断面が黒ずんできた場合は、アクの成分が空気に触れて酸化したことによる変色なので、心配ありません。さつまいもを切ったときに出てくる黒い点々も同様です。しかし、劣化している状態の時になるので味はあまりよくありません。

異臭がする

酸っぱい臭いや、嫌な臭いがする場合は痛んでいる証拠。異臭がする状態のときは、さつまいもが変色していたり、ぶよぶよしていたりと、他の症状も進んでいることもよくあります。痛みがだいぶ進んでいる状態と考えられるので、無理せず処分していきましょう。

柔らかくなっている

さつまいもは、通常加熱しないと柔らかくならないため、保存しているだけで柔らかくなってしまった場合は、腐っていると考えられます。危険なので食べないようにしましょう。

シワシワ

さつまいもがシワシワになっている場合は、中の水分が抜けて痛んでいます。味も落ちているので食べても美味しくないですし、危険なので食べない方が無難です。

腐ったさつまいもを食べてしまったら

腐ったさつまいもを食べてしまった場合は、身体に異変が起きる場合があります。しかし、食中毒を起こす細菌の量は、少量だと胃酸で死滅するため、大量に食べなければ、必ずしも食中毒が起きるとは言い切れません。腐ったさつまいもに早めに気づいたら、それ以上は口にしないようにしましょう。

 

ここでは、誤って腐ったさつまいもを食べてしまい、食中毒の症状が出てしまったときの対処法を紹介します。

腐ったさつまいもを吐き出す

食中毒の主な症状には、嘔吐や下痢があげられます。これは腐る原因となった細菌を身体の外に出そうとする働きです。この状態になったら我慢しないで、細菌を体外にだしましょう。寝ている状態で嘔吐する際は、吐いたものが喉に詰まらないように、身体を横にして吐き出すのがおすすめです。エチケット袋を用意するなどして、気兼ねなくいつでも吐けるようにしておきましょう。

水分を補給する

嘔吐や下痢、発熱などは、身体の水分を奪うので脱水症状を引き起こす可能性があります。吐き気が強い場合は水分を採るのも苦痛ですが、少し落ち着いたらこまめに水分を摂取するようにしましょう。

症状が出たら病院へ

食中毒の症状が出たら、一度病院で受診することをおすすめします。整腸剤をもらうなど、症状にあった治療をおこないながら、消化のよい食事をして栄養をとっていくことも大切です。食中毒は長引かないように適切に対処しましょう。

さつまいもは新鮮なうちに美味しく食べよう

今回は、さつまいもが腐ったときの見分け方と、腐ったさつまいもを誤って食べてしまった場合の対処法について説明しました。さつまいもは、すぐには腐らないからこそ油断しやすく、購入してから時間がたってしまいがちな食材です。痛んでいるサインを見逃さずに、新鮮なうちに安心して美味しくいただけるようにしましょう。