料理やお菓子づくりと、アレンジを豊富に楽しめるさつまいも。身近な野菜で、なんとなく長持ちするイメージがありますが「賞味期限は一体どれくらいなのだろう。」「さつまいもの保存方法がよくわからない。」と疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。さつまいもは状態や保存方法によって賞味期限が異なります。そこで今回は、さつまいもの賞味期限と傷みにくい保存方法についてご紹介します。

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さつまいもの特徴

さつまいもは、水分が苦手なので、一度濡らしてしまうと腐りやすくなるという特徴があります。また、採れたてのさつまいもは常温で保存した方が、甘くなり長持ちもします。これらの特徴を活かして保存すれば、賞味期限は1ヵ月〜3ヵ月程度。上手くいけば半年という長期間、美味しくいただくことができます。

さつまいもの賞味期限と保存方法５選

さつまいもの状態によって保存方法と賞味期限が異なります。具体的な例を挙げながら、詳しく紹介していきます。

土がついている状態のさつまいも

さつまいもは、収穫してからそのままの土のついた状態で置いておくのが一番長持ちします。土がついている状態のさつまいもは、そのまま1本ずつ新聞紙に包んで、段ボールに入れて保管するようにしましょう。できるだけ、光の当たらない風通しのよい場所で保管すると、温度と湿度を適度に保ちやすいので、長ければ半年ほど保存することが可能です。

 

保存の適温は12℃～17℃程度。温度が低すぎると低温障害になり、早く痛んでしまうので注意が必要です。また、一度水で洗ってしまった場合は、数日しか日持ちしないので、使う分だけ洗うように注意しましょう。保存してるものの中に、傷がついていたり、皮がむけているのが混ざっていると、全体的に痛むのが早くなってしまうので、そういったさつまいもは早めに取り分けて、優先して消費するようにしてくださいね。

スーパーで購入したさつまいも

スーパーで購入したさつまいもは、土を綺麗に洗い落されていることがほとんどなので、長くても購入してから1ヵ月程度が賞味期限の目安です。一度洗浄したさつまいもは、冷蔵庫の野菜室での保存が適しています。野菜室は、さつまいもが低温障害を起こさないぎりぎりの温度です。使いかけのさつまいもは、ペーパータオルで包んでラップをしてから保管しましょう。

カット済みのさつまいも

カット済みのさつまいもは、タッパーやバットなどに水を入れたのに浸して、冷蔵庫で保存するのがおすすめです。衛生面に気をつけて、水は毎日交換するようにします。この場合の賞味期限は2~3日なのでなるべく早めに使い切るようにしましょう。

調理済みのさつまいも

さつまいもは、一度加熱すると長く保存できません。焼いたり蒸したりして火を加えたさつまいもは、タッパーに入れるかラップに包むなどしてから、冷蔵庫で保管します。この場合の賞味期限は、3日間程度です。この場合もなるべく早めに食べきることをおすすめします。

冷凍したさつまいも

洗浄済みのさつまいもでも、加熱してから冷凍することで長く保存することが可能です。保存する際の手順は、さつまいもを水で洗ってから包丁で切り、アク抜きをしましょう。その後、密閉可能な保存袋に入れて冷凍します。賞味期限の目安は1ヵ月〜2ヵ月程度。使いたいときに、必要な分だけ解凍して使うと便利ですよ。

さつまいもの賞味期限は保存状態によって様々

今回は、さつまいもの賞味期限と傷みにくい保存方法についてご紹介しました。実はさつまいもはデリケートな野菜。賞味期限は保存状態によって様々です。さつまいもを長く保存するには、購入する際に土つきのものを選ぶというのもポイントですね。ちょっとしたひと工夫で、さつまいもを痛めることなく保存できます。状況に合った適切な方法でさつまいもを上手に長く保存して、美味しくいただきましょう。