さつまいもを甘くする方法|誰にでもできる7つのコツ
栄養満点で、自然な甘さが魅力のさつまいも。しかし、自宅で調理したさつまいもよりも、お店で売っている焼き芋の方が甘みが強いと感じたことがある人も多いのではないでしょうか。その理由は、甘味を引き出す方法で調理をしているから。この記事では、さつまいもを家庭で甘くする方法とコツをご紹介します。
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さつまいもが甘くなる仕組みとは?
さつまいもが甘くなる仕組みに深く関係しているのは、主成分であるでんぷんと、さつまいもに含まれているアミラーゼです。さつまいもの甘味は、でんぷんがアミラーゼによって分解され糖化することで生まれます。
でんぷんは加熱することで糊状に変化し果肉の状態が柔らかくなるため、その隙間に水分が入り込むことで、アミラーゼが働きやすくなります。その働きが活発化する適温は60~75℃。適温を保って長時間加熱することで、さつまいもの甘味が引き出されます。80℃を超えるとその力は弱まってしまうため、温度の調節がポイントになります。
さつまいもを甘くする7つのコツ
さつまいもを甘くする方法は、コツをおさえれば簡単に誰でも実践ができます。さつまいもをよりおいしく食べるコツを7つご紹介します。
①保存方法
さつまいもを甘くする方法の一つが、時間を置いて保存をすることです。さつまいもは、採れたての状態よりも収穫してからしばらく保存した後の方が甘さが増します。これは追熟といわれ、さつまいもが収穫された直後から、酵素によるでんぷんの分解が始まり糖化していくためです。追熟の期間は、畑で採れたものは1~2ヵ月程度、スーパーで購入したものは2週間が目安です。
保存方法は、新聞紙で包んだり、段ボール箱に入れて乾燥を防ぎましょう。水で濡らしたり、ビニール袋で密閉したりすると腐る原因になるので要注意です。また、さつまいもは寒さに弱いので、冷蔵庫などには入れず、常温で保存するのがポイントです。
②電子レンジ
電子レンジで調理する場合は、酵素が活性化する温度を保って加熱することがポイントです。適温でじっくり加熱したほうが甘味を引き出せるため、2段階に分けて加熱します。まずは、70℃まで一気に加熱して、その後は温度が上がりすぎないように注意しながら長時間加熱しましょう。電子レンジの種類にもよりますが、2回目の加熱の目安は200W程度で10分程度、200Wがない場合は解凍モードでも大丈夫です。
③フライパン
フライパンでさつまいもを甘くするには、時間をかけて蒸し焼きにします。まずは、さつまいもを洗ってから、1本ずつアルミホイルで二重に包みます。フライパンの底に1㎝ほど水を入れ、その中にさつまいもを入れフタをして15分程度、弱火で蒸し焼きにします。裏返してさらに15分焼いたら出来上がりです。フライパンは熱が伝わりやすいので、焦げないように注意しながら調理しましょう。
④オーブン
オーブンでの調理は、酵素が活性化する温度に設定して加熱しやすいので手軽に美味しくできます。さつまいもを洗ってからアルミホイルに包み、160〜170℃のオーブンで80〜90分焼きます。
酵素はじっくり温度を上げた方が活性化しやすいため、余熱は必要ありません。焼き終わった後も余熱で甘さが増すので、そのまま粗熱がとれるのを待ちましょう。適切な加熱時間はあくまでも目安です。オーブンや、さつまいもの品種によって異なるので、様子をみながら調理してくださいね。
⑤トースター
トースターで焼く場合も酵素を活性化させながら時間をかけて焼くことがコツです。さつまいもをよく洗い、焦げ付かないように注意して、途中で裏返しながら焼いていきます。焼き時間の目安としては、30分程度で片面15分ずつ。アルミホイルに包むことでしっとりとした仕上がりになります。
⑥炊飯器
さつまいもは、炊飯器でも甘く調理することができます。まずは、炊飯器に洗ったさつまいもと、さつまいもが半分浸るくらいの水を入れます。このとき、さつまいもが重ならないように、炊飯器の大きさに合わせてさつまいもをカットしておきましょう。後は炊飯モードで炊くだけ。約50分ほどで出来上がります。
ただし、炊飯器によっては、炊飯以外の調理が推奨されていない場合もあるので、事前に取り扱い説明書を読んで確認しておきましょう。
⑦他の食材との組み合わせ
さつまいもは、他の食材と組み合わせることで美味しさが増し、甘さも引き立ちます。さつまいもと相性のよい食材をつかうことがポイントです。例えば、さつまいもに栗を合わせると、より甘さにコクと深みがでます。他にも、バターとも相性がよいのでスイーツなどに使っても美味しくいただけますね。他の食材と組み合わせることで、様々なさつまいもの風味を楽しみましょう。
さつまいもを甘くするコツはじっくり加熱すること
さつまいもは、ちょっとした工夫で甘味が増します。さつまいもを甘くするコツは、追熟させることと、調理するときに60~75℃の温度でじっくりと加熱すること。今回は、さつまいもを甘くする様々な方法をお伝えしましたが、ぜひご自分に合った方法で試してみてくださいね。
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