さつまいもを赤ちゃんの離乳食にするなら知るべき栄養と健康への影響
さつまいもを赤ちゃんの離乳食にするなら知るべき栄養と健康への影響
この記事を読むための時間:5分
さつまいもは赤ちゃんの離乳食として大きな魅力があることをご存知でしょうか?
どんなものを離乳食にするのが良いかわからずに悩んでいる方も多いですが、困ったときにはさつまいもを使ってみましょう。
離乳食として使う場合に知っておくと役に立つ栄養や健康への影響、使う上でのポイントなどを紹介するので参考にして下さい。
さつまいもの栄養について理解しておこう
離乳食は赤ちゃんにとって必要な栄養素を含んでいて、すくすくと育つために適したものであることが求められます。
さつまいもの栄養にはどのような特徴があるのかを確認してみましょう。
赤ちゃんの成長には大人と同じように適切な栄養バランスを保ちつつ、元気に育つための栄養を豊富に取れることが大切です。
さつまいもはほとんどが炭水化物になっていて、赤ちゃんが生きていく上で最も基礎になるエネルギー源をたくさん摂れます。
炭水化物には糖質と食物繊維がありますが、さつまいもは食物繊維が豊富なのが特徴です。
食物繊維のお陰で糖質の吸収も緩やかになり、腹持ちが良いので、食べてもすぐにお腹が空いて泣いてしまうということがあまりないのも魅力でしょう。
食物繊維が多いのはお腹の調子を整える上でも重要な点で、便のかさを膨らませてくれるのでお通じが良くなりますので、離乳食に切り替えたときに便秘や下痢になってしまう赤ちゃんも多いですが、さつまいもを離乳食にすれば心配が少なくなるのです。
さつまいもにはビタミンやミネラルも豊富に含まれています。
特によく着目されているのがビタミンCで、加熱しても簡単には壊れないのがさつまいもに含まれているビタミンCの特徴です。
赤ちゃんにビタミンCを摂取させるには果物くらいしかないと思っている人もいるかもしれませんが、さつまいもを使えば簡単です。
ビタミンCは肌を作り上げるのに必要なだけでなく、免疫系の調節などにも関わっていることから、元気にすくすくと育てるには重要な栄養素として知られています。
ビタミンについてはビタミンB群もバランス良く含まれています。
体を成長させていくためにはタンパク質や脂質などを体内で作っていき、体を構成している細胞も増やしていかなければなりませんが、ビタミンB群はこのような過程で欠かせないビタミンなので、さつまいもは赤ちゃんが体を大きくしていくのに貢献してくれます。
ミネラルについては突出して多いものがあるわけではありませんが、骨を作るのに必要なカルシウムや体内のミネラルバランスを保つ上で重要な役割を果たすカリウムなど、様々なミネラルが含まれています。
クロムやモリブデンなどの微量元素も適度に含まれているので、健康を維持邁進するのにさつまいもが大きな貢献をしてくれるでしょう。
たった一つの食材でかなり幅広い栄養を補給できることがさつまいもの魅力です。
さつまいもは保存性も良いことから、季節を問わずに常備できるという点でも離乳食に使うのに適しています。
離乳食にするときに栄養面で配慮すると良いポイント
さつまいもを離乳食にすると栄養もたくさん摂ることができ、健康に成長させられることが期待できます。
ただ、大人がさつまいもだけ食べていても元気に生きていけないのと同じで、赤ちゃんの離乳食としてもさつまいもだけは十分ではありません。
栄養面について不足している部分を補うように離乳食を作るようにすると、より赤ちゃんが健康的に育ってくれるでしょう。
栄養面で配慮すると良いポイントが大きく分けると三つあります。
一つ目に挙げられるのが、タンパク質を補充する必要があることです。
もともと母乳や粉ミルクなどを飲んでいた赤ちゃんは消化吸収が良いタンパク質をたくさん摂っていましたが、さつまいもは主に炭水化物で、タンパク質はあまり多く含まれていません。
タンパク質は筋肉の主成分なので体を成長させるためにも欠かせませんが、代謝をするときに必要な酵素もタンパク質なので、不足してしまうと新陳代謝も低下してしまうリスクがあります。
牛乳や魚のすり身などを混ぜてタンパク質を補強した離乳食を作るようにしましょう。
二つ目はさつまいもの食物繊維の大半が不溶性食物繊維だということを考慮して、水溶性食物繊維を増やすことです。
不溶性食物繊維は便のかさを増やす一方で、固くしてしまう性質があります。
それが原因で便秘になってしまわないようにするには、水溶性食物繊維も一緒に摂れるようにするのが効果的です。
例えば、レンコンや里芋などには水溶性食物繊維が多く、すりおろして入れれば口当たりが滑らかになるので、赤ちゃんも食べやすくなるでしょう。
三つ目は脂肪の不足を補うことで、母乳や粉ミルクに比べると脂質が少ないので注意が必要です。
脂肪は肥満の原因になることから大人は敬遠しますが、体を作る上では欠かせない栄養素です。
あまり脂っこいものを混ぜてしまうと嫌われてしまいがちなので、アボカドなどの植物性油脂を含む食材を少し離乳食に入れておくのが良いでしょう。
離乳食にさつまいもを使うときのポイント
さつまいもをこれから離乳食に使おうと思ったときにはどのようなポイントを押さえておいたら良いのでしょうか。
今まで、母乳や粉ミルクを飲んでいた赤ちゃんが、離乳食に切り替えたときに気に入ってくれなくて困ることがよくあり、悩みのタネだったりもしますが、そこで無理強いしてしまうと、嫌いになってしまうこともあるので注意しなければなりません。
さつまいもは適度な甘みがあるので受け入れてくれやすい食材ですが、舌触りが悪くて嫌がられてしまうことがあります。
十分に茹でてからマッシャーで潰し、裏ごしをしたものを使うのが良い方法で、強い繊維も裏ごしをすれば取り除けるため、便秘が起こってしまうリスクも少なくなります。
このような手間がかかることが理由で、さつまいもは使うのを敬遠していたという人もいると思いますが、茹でて潰したさつまいもは冷凍して保存しておくことができますので、離乳食を与えるときに毎回準備する必要はなく、一週間分か二週間分くらいをまとめて下ごしらえして小分けして冷凍しておけば簡単に使えます。
魚のすり身やアボカドなどを混ぜてしまってから冷凍しておいても大丈夫で、いつでも電子レンジで解凍して人肌くらいの温度にしたら赤ちゃんに与えられます。
また、このような下ごしらえをする関係で、さつまいもの皮は剥いてしまった方が良いでしょう。
皮は繊維質が強いので茹でてマッシュしても裏ごしの段階で取り除かれてしまう部分がほとんどです。
皮には栄養が豊富で、大人にとっては特に嬉しいアントシアニンなども含まれています。
厚めに皮を剥いてしまい、皮は大人用、中身の一部を赤ちゃん用にするのが良い方法です。
一方、離乳食にさつまいもを使うときには水分を多めにするのもコツです。
もともとミルクを飲んでいた状況から、突然固形分があるような離乳食に切り替えると嫌がられてしまいます。
さつまいもスープのような状態にして飲ませることから始めましょう。
慣れてきたらだんだんとマッシュポテトのような状態にして食べさせるようにするのが効果的です。
また、不溶性食物繊維が多い影響で便秘になる問題も水分を多めにしておけば予防できます。
さつまいもを使って赤ちゃんを元気に育てよう
さつまいもはエネルギー源として優れていて、食物繊維やビタミン、ミネラルも豊富に含まれています。
赤ちゃんを健康的に育てるための食材としてうってつけなので離乳食に活用してみましょう。
下ごしらえをしたら冷凍保存しておけるメリットもあるので便利です。
栄養面の不足を補う工夫もすればきっと赤ちゃんがすくすくと育ってくれるでしょう。
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