ダイエットや便秘解消にお勧め！さつまいもの美味しい食べ方

この記事を読むための時間：3分

さつまいもはただ単に美味しい食品というだけではなく、ダイエットや便秘解消の効果が期待できるとして人気があります。

さつまいもに含まれる食物繊維とヤラピンの働きが重要な役割を果たしています。

さつまいもの食べ方として、加熱調理してから冷やして食べることで、レジスタントスターチを効率良く体内に摂り入れることが可能です。

詳しく見てみましょう。

健康な身体づくりに欠かせない！食物繊維の働き

さつまいもはダイエット効果や便秘解消が期待できるとされますが、本当なのでしょうか？

実はさつまいもに含まれている食物繊維とヤラピンの働きがダイエットや便秘解消効果をもたらすことがわかっています。

食物繊維といえば、根菜類に多く含まれる成分の一つで、食物繊維は人の消化酵素では吸収することができないため、体内に摂り込まれることはありません。

食物繊維は、水に溶ける水溶性食物繊維と溶けにくい不溶性食物繊維の二つの種類に分けることができます。

いずれも健康な身体を作る上では重要な役割を果たしていますが、とくに不溶性食物繊維は大腸に刺激を与えることによって、排便を促すという便秘がちな女性にとっては心強い存在です。

食物繊維だけじゃない！ヤラピンにも見られる整腸作用

食物繊維と同様にヤラピンも便秘解消効果が期待できます。

「そもそも、ヤラピンって何？」と思う人もいるかもしれません。

ヤラピンとは、さつまいもを包丁などで切った時に断面に見られる白い液体で、摂取することにより、腸の動きを活発にして結果的に便意が催されることになり、便秘解消につながります。

熱にも強く、加熱調理しても変質しないという特性から、16世紀にはヨーロッパで生薬の下剤として使われていて、当時から、整腸作用が見込めるものとして扱われていたことがわかります。

効果抜群！加熱してから冷やすという食べ方

さつまいもは焼いて食べると美味しいですが、それを冷やすことで余計にダイエットや便秘解消の効果が期待できます。

なぜなら、加熱調理したさつまいもを冷却することでレジスタントスターチと称する栄養素が生まれるからなのですが、レジスタント(消化されない)スターチ(でんぷん)は、その名前からもわかる通り、食物繊維と同様の役割を果たし、消化されないまま腸内を通過をするため、結果として、血糖値の急激な上昇も抑えられることになり、ダイエット効果的を期待できる、ということとなります。

加えて、腸内を移動する時には大腸を刺激することでお通じにもつながります。

焼き芋を購入して、そのままの状態で食べるのも、もちろん、美味しいですが、それを冷蔵庫で冷やして食べるのも、美容効果を考えれば十分に良いのではないでしょうか。

「焼き芋を一度凍らせて半解凍の状態で食べる」という方法もアイスみたいで美味しいかもしれません。

もったいない！さつまいもは皮ごとがお勧め

さつまいもを食べる時には皮をむく人が多いと思うのですが、皮をむいてしまうことで、さつまいもに含まれる有用成分が失われてしまうことになってしまいますので、さつまいもは皮ごと食べるのが理想的です。

クロロゲン酸という栄養素をご存知でしょうか。

クロロゲン酸はポリフェノールの一種であり、さつまいもの皮をむかずに食べることで取り入れることが可能な要素で、クロロゲン酸がもたらす効果として、血糖値の急激な上昇を抑制する糖尿病予防やガン予防が挙げられます。

また、体型を気にする女性に嬉しいのが、脂肪の吸収を抑えることによるダイエット効果です。

加えて、皮の周りには先述した食物繊維やヤラピンも多く含まれるため、食べずに捨ててしまってはもったいないです。

ダイエットから便秘解消まで！期待できることが多いさつまいも

さつまいもには、食物繊維やヤラピンなどといったダイエットや便秘解消に効果が期待できる栄養素が多く含まれます。

また、クロロゲン酸という糖尿病やガンの予防効果やダイエット効果にも寄与する物質も摂り入れることが可能です。

これらの有用成分はいずれも、さつまいもの皮の近くに含まれるため、皮ごと食べるのが理想的です。