退治しても繰り返しやってくるアブラムシ。家庭菜園の大切な野菜が被害を受けてしまった経験がある方は多いのではないでしょうか。この記事では、家庭菜園の野菜にアブラムシが発生する原因や、アブラムシを駆除する方法をご紹介します。これから育てる予定のある方も、知識として覚えておいて損はない情報ばかりなので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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アブラムシが来ると良くない？

アブラムシは、野菜の葉や茎に寄生して、穴を開けることで、そこから栄養素を吸ってしまいます。そのため野菜が必要とする栄養分がとられてしまって成長が阻まれたり、アブラムシからウイルス病に感染してしまったりするケースもあります。またアブラムシの排泄物がありを引き寄せてしまうなど、植物にとってはデメリットだらけの害虫です。

家庭菜園にアブラムシが発生する原因は？

ここでは家庭菜園の野菜にアブラムシが集まってしまう原因を解説します。

窒素分の多い肥料を与えすぎてしまった

アブラムシは吸汁性害虫といって、汁を吸う性質の害虫です。窒素成分の多い肥料を与えると、茎や葉の部分に栄養分が集中するため、栄養たっぷりの汁が大好物のアブラムシがつきやすくなります。アブラムシを避けたい場合には、窒素を含む肥料を控えめに与えるようにしましょう。

風通しが悪かった

アブラムシは、風通しが悪く、雨や日が当たらない場所を好みます。株と株との間が狭い場合にも風通しが悪くなってしまうので、適度に間隔をあけ、まんべんなく日が当たるような工夫をしてください。

アブラムシを駆除する方法7選

ここからはアブラムシが発生したときに、駆除する方法をご紹介します。

防虫ネットで守る

アブラムシが発生する前にできる対策として挙げられるのが、あらかじめ防虫ネットで守っておくことです。種をまいた段階から早めに対策しておくと良いでしょう。

木酢液をかける

害虫の忌避剤として覚えておきたいのが、木酢液です。木酢液は、木炭を作る際に出る水蒸気を冷却し液状にしたものです。木酢液はアブラムシ予防になるだけではなく、土壌の消毒にもなり植物の成長を促すので、生育のためもおすすめです。ホームセンターやインターネット等でも販売しています。

アルミシートを敷いておく

アブラムシはキラキラと光るものを嫌います。その習性を利用して、野菜の下から太陽の光を反射させることで、アブラムシが寄り付きにくくなると言われています。アルミシートは専用のものでなくても、100均のものなどで十分ですよ。

テープで取り除く

アブラムシが大量に発生したときには、テープを使ってペタペタとアブラムシを取り除きましょう。ただし粘着力が強すぎるテープを使ってしまうと、葉や茎を傷めてしまいます。テープの種類は慎重に選んでください。

天敵を置く

アブラムシの天敵はてんとう虫です。ナナホシテントウやナミテントウなど普段見かけることも多い種類のてんとう虫、がアブラムシを捕食してくれます。テントウムシダマシなど葉っぱを食べてしまう害虫もいるので、判別にはくれぐれも気をつけてくださいね。

重曹スプレーをかける

重曹を水でといたものをスプレーボトルに入れて、アブラムシに吹きかけてみましょう。その後乾いたらしっかりと洗い流しておくことが大切です。またたくさんかけすぎると葉が変色してしまうので注意してくださいね。

まとめ

いかがでしたか。家庭菜園の野菜にアブラムシが発生する原因や、アブラムシを駆除する方法をご紹介しました。大切な野菜がアブラムシの被害に合わないためにも、しっかり環境を整えて発生を防いでください。万が一発生してしまった場合には、今回ご紹介した駆除する方法を試してみてくださいね。