さつまいもといえば、甘くて美味しいおやつという印象が強いかもしれません。しかし、さつまいもの魅力はその美味しさだけでなく、カリウムを豊富に含んでいて美容や健康に役立つという点にもあります。そこで今回は、さつまいもとカリウムの関係について詳しくご紹介します。

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さつまいもとカリウムの関係について

さつまいもは、カリウムを豊富に含んでいることから、美容や健康を意識している方から高い注目を集めています。まずは、さつまいもとカリウムの関係についてみていきましょう。

さつまいもに含まれているカリウムの量

100gあたりの生のさつまいもには、カリウムが470mg含まれています。焼き芋であれば540mg、蒸したさつまいもであれば490mg程度が目安です。

さつまいもからカリウムを摂取することで得られるメリット

さつまいもからカリウムを摂取することで、どのように美容や健康に役立てられるのでしょうか。ここでは、カリウムのもたらすメリットについてみていきましょう。

高血圧を予防

高血圧は、塩分であるナトリウムのとりすぎによって引き起こされます。しかし、カリウムが過剰なナトリウムを体外に排出してくれるため、血圧が上がるのをおさえ、高血圧を予防する効果が期待できるといわれています。

脳卒中のリスクを減らす

WHOの調査によると、カリウムをしっかりと摂取することで、脳卒中のリスクを減らすことにもつながるというデータが公開されています。中程度の質のエビデンスにおいて、カリウムを高摂取したグループは、それ以外のグループに比べて脳卒中のリスクを約24%も軽減できたという調査です。このように、カリウムをしっかり摂取することで、健康の維持にも役立てられます。

むくみケア

とくに女性の方の中には、日頃からむくみに悩まされている方も多いのではないでしょうか。カリウムは、余分な塩分だけでなく、不要な水分も体から排出してくれる効果が期待できます。さらに、ナトリウムとのバランスを上手に保ってくれるため、必要な水分はしっかり保持し、肌にうるおいを与えられる可能性も高くなるでしょう。

さつまいもからカリウムを摂取する場合の注意点

さつまいもは、カリウムを豊富に含んでいる食材ですが、腎臓の悪い人は摂取量に注意が必要です。なぜなら、腎臓の機能が低下しうまく働かない状態でカリウムを摂取すると、むくみを引き起こしてしまう可能性が高くなるからです。腎臓の機能が低下している場合には、さつまいもを細かく切って茹で、さつまいもに含まれるカリウムをできるだけ減らすようにしましょう。

さつまいものメリットはカリウムだけじゃない！美容ケアをサポート

さつまいものメリットは、カリウムだけではありません。そのほかにも、美容ケアに役立つ成分が豊富に含まれています。ここでは、そんなさつまいもが持つ美容効果をご紹介します。

腸の動きをサポート

さつまいもには、食物繊維が豊富に含まれていることから、腸の動きをサポートしてくれる効果が期待できます。食物繊維には、腸内で良い働きをする善玉菌を増やし、悪玉菌を体外へ排出してくれる働きがあるからです。また、食物繊維が水分をしっかりと吸収するため、胃腸を刺激し、動きをサポートしてくれるでしょう。

肌を美しく保つ

さつまいもには、豊富なビタミンが含まれていて、美肌効果が期待できます。たとえば、抗酸化作用をもつビタミンEや、肌にハリを与えるビタミンC、糖分をエネルギーへと変えるビタミンB群などがあげられます。熱を与えることで失われてしまうビタミンCですが、さつまいもの場合にはでんぷんに保護されていることで、熱を与えた場合でも効果的に摂取できるというメリットもあります。

まとめ

今回は、準完全食とも呼ばれるさつまいもの魅力について、カリウムやビタミンなどの成分に注目してご紹介しました。美味しいというだけでなく、健康や美容をサポートしてくれる効果が期待できるため、ぜひ積極的に摂取してみてはいかがでしょうか。