焼き芋屋にはこれが欠かせない！キッチンカーのレンタル費用の相場感

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焼き芋を販売するにあたり、キッチンカーによる移動販売は定番と言えます。

しかし、キッチンカーをどうやって用意するかわからないという方も多いのではないでしょうか？

実は、キッチンカーはレンタルすることが可能です。

単発で販売してみたい、とりあえずお試しで移動販売をやってみたいという方にはおすすめです。

今回は、キッチンカーのレンタル方法や費用の相場について説明します。

焼き芋の移動販売でキッチンカーをレンタルするメリット

焼き芋の移動販売を行う上で欠かせないキッチンカーは、レンタルすることが可能です。

キッチンカーと言えば、焼き芋屋を開業する上で業者に頼んで制作してもらって……という流れを思い浮かべるでしょうが、車である以上、自分で所有する場合は維持費がかかります。

普段から焼き芋を移動販売するのであれば自分で所有するのが一番ですが、例えば年に数回ある地域のイベントに出店する時のみ使用したいケースや、月に数回だけ移動販売の営業を行いたいなどといったケースにおいては、キッチンカーをわざわざ購入してまで営業するほどではない、と判断できます。

また、将来的には自分でキッチンカーを所有して本格的に焼き芋屋を開業したいが、まずは移動販売がどんなものか、1日～2日ほどお試しで営業したい、というケースも考えられます。

これらのケースでは、キッチンカーのレンタルサービスが役に立ちます。

キッチンカーをレンタルする場合、キッチンカーの購入に比べて格段に安くキッチンカーを使用することが可能ですので、先述したような、開店頻度が少ないケースでは費用を抑えて経営することが可能となります。

また、焼き芋を作るために必要なガスや水道設備などをレンタル業者側で準備してくれるため、出店までの準備を短時間で済ませることができます。

借り手側で用意するのは調理器具と材料だけで良いのです。

業者によっては、調理器具も貸し出し対象に含む、レンタル契約を結んだ後、キッチンカーを借り手の元へ届けて、返却の際には会社からドライバーが派遣されてキッチンカーを回収する、返却時の清掃も業者側で行うなどのサービスが用意されていることもあります。

準備や後始末をある程度簡略化できるのは立派なメリットと言えるでしょう。

また、キッチンカーに慣れていなくても、移動販売に慣れているスタッフがサポートしてくれるサービスを行うレンタル業者もあります。

お試しで移動販売を営業したい場合には、こうしたサポートが手厚い業者を選ぶと安心して営業することが可能です。

さらに、一部の業者では、借りたキッチンカーが気に入った場合、返却せずにそのまま買取ができる、という仕組みを設けています。

一定期間借りて、ある程度勝手がわかったところで返却時に買い取り、そのまま営業を続ける、といったことも可能です。

キッチンカーを短期でレンタルする場合の相場

レンタル費用は短期と長期の2種類があります。

短期でレンタルする場合は、1日単位でレンタル費用を計算します。

単発のイベントや試し乗り目的などで使用する場合は、短期でレンタルすることになります。

費用の相場としては、1日あたり3万円～10万円程度とされています。

車種に応じてレンタル料金が変わることにも注意しましょう。

東海移動販売車組合によれば、1日あたりのレンタル料金は、運搬車に引いて運ぶタイプのトレーラー型が40000円、車体の一部そのものが販売スペースとなっているクイックデリバリー型が45000円、トラックの荷台部分を販売スペースとしているトラック型が45000円としています。

ただしこれは参考価格であり、レンタル業者によってはこれら3つのカテゴリーに当てはまらない車種を用意していたり、車両と同時にレンタルする調理器具などのオプション料金が上乗せされることもあるため、注意が必要です。

平日と休日で料金が変わることもあるため注意しましょう。

基本的に、休日の方が料金が高くなります。

平日と休日の料金の差は、安いところでは3割増しですが、高いところでは2倍近くかかるなど、業者によってまちまちです。

1週間を通して借りるプランがあるならば、そちらを利用したほうが安く済む場合があるため、キッチンカーを使用する期間に応じて料金プランを決めることをお勧めします。

なお、レンタル業者によっては、1日単位の貸し出しに対応しておらず、最低単位が1週間や2週間といったケースもあります。

極端な例ですが、1日だけ使用するのに2週間の契約を結ぶ場合、それだけ料金が嵩むことになります。

事前にレンタル業者の公式サイトをチェックする、料金について問い合わせを行うなど、情報をしっかりと集めておくことが大事です。

キッチンカーを長期でレンタルする場合の相場

長期のレンタルの場合、週単位や月単位でレンタル費用を計算します。

期間ごとのレンタル費用は、1日あたりの金額が短期レンタルに比べて長期割引という形で安く設定されていることがほとんどです。

また、期間に応じて割り引かれる額も変わり、長くなるほど安く抑えられる傾向にあります、半年程度のレンタルであれば月額30万円未満に抑えることも可能です。

ただし、レンタル期間が半年から1年に及ぶ場合、中古のキッチンカーや新品の安いキッチンカーを購入するのと費用が変わらなくなってくるため、半年以上継続して使用する場合は、レンタルではなく購入を検討してみるのも良いでしょう。

なお、調理機材をオプションという形で借りる場合、オプションには長期割引が適用されないケースもあります。

レンタルする期間によっては、キッチンカー本体同様、オプションの機材を自前で揃えることも選択肢に入るため、どこまでをレンタル契約の範囲に含めるのか、見積を出してもらう際に業者としっかり相談しながら決めていくことをお勧めします。

長期レンタルは、短期レンタルと違って、レンタル契約成立後の貸出契約内容の変更やキャンセルが効かないことがあります。

契約後に後悔することがないように、見積の段階で要件をしっかり固めておきましょう。

キッチンカーをレンタルする際の注意点

キッチンカーをレンタルする上では、いくつか注意しておきたい点があります。

まず、費用の内訳がはっきりしているか、見積の段階で見極めておきましょう。

キッチンカーのレンタル費用は、車両と車両内の常備施設品を借りる上でかかる車両レンタル費用、希望場所までのキッチンカーの移動および回収を行う上での車両搬入出費用、車両以外の厨房器具や調理器具といった貸し出し可能なものを借りる上でかかるオプション費用に大別されます。

どこまでが車両のレンタル費用に含まれて、どこからがオプションなのかをしっかりと確認し、不明な点があれば、すぐに聞くようにしましょう。

また、キッチンカーをレンタルする際に必ず行っておきたい手続きとして、名義変更があります。

他人の名義になっている車両で移動販売を行うことは、法的にはグレーな範囲に入ります。

移動販売の出店の際には保健所の営業許可を取る必要がありますが、営業許可は車両の名義人に対してくだされます。

名義変更をしていない車両で移動販売を行った場合、保健所の立入検査が厳しく入った際などに、営業停止の処分をくだされる可能性が高まります。

きちんとしたレンタル企業はこの名義変更の手続きを含めてレンタル手続きを行ってくれますが、万が一名義変更がされていない場合は業者に名義変更を依頼するようにしましょう。

キッチンカーのレンタルで手軽に焼き芋の移動販売を始めよう

名義変更の手続きや見積の交渉などにかかる手間こそありますが、費用を抑えて移動販売を始められるキッチンカーのレンタルは魅力的です。

お試しで始めたい時、初めてキッチンカーを使って焼き芋の移動販売を行うときなどには、キッチンカーのレンタル業者は強い味方になってくれます。

不明点はどんどん聞いて、肩肘張らずに移動販売を始めてみましょう。