家庭菜園を行う場合、畑や庭があれば問題なく栽培を始めることができますが、狭いベランダで家庭菜園をすると少し躊躇してしまいますよね。さらに賃貸に住んでいる場合は、賃貸や集合住宅ならではのルールが気になるところです。今回は、賃貸のベランダで、家庭菜園を楽しむための工夫や注意点をご紹介します。ぜひチェックしてみてくださいね。

この記事を読むための時間：3分

賃貸での家庭菜園で育てられる野菜や果物は？

ここでは、賃貸での家庭菜園に向いている野菜や果物をご紹介します。狭いベランダで育てられるものもたくさんあるので、ぜひ読んでみてください。

ゴーヤやきゅうり

ゴーヤやキュウリなどのつる性の野菜は、つるが高く伸びてしまうことがありますが、オベリスクなどの支柱を使って立体的につるを巻きつけて育てることで、狭いスペースでも栽培することができます。ぐるぐるとらせん状に延ばしていくことで、日当たりが悪くなってしまうことも防げます。

ベリー類

果物は背が高くなってしまうものが多いので、共同住宅での栽培は向いていないのですが、ベリー類であればそこまで高く伸びる心配をしなくていいので、賃貸での家庭菜園に向いています。剪定を忘れてしまうと間延びしてしまうので、定期的なメンテナンスは欠かさないようにしましょう。

さつまいも

さつまいもなど、地中に潜って育つ作物も、賃貸での家庭菜園にはおすすめです。ある程度の深さを持つプランターは必要ですが、高さが出たりはしないので、安心して育てられますよ。自宅のベランダで芋掘りができたら、素敵な思い出になりそうですね。

賃貸のベランダで、家庭菜園を楽しむための工夫

賃貸のベランダで、家庭菜園を楽しむためのアイデアをご紹介します。

動かしやすいプランターを使う

プランターにたっぷり土を入れると、重くて動かせなくなってしまうことがあります。対策としては、プラスチック製などの軽いプランターを使うことや、キャスターが取り付けられているタイプのものを使うことで、移動が楽になります。洗濯物を干すときや台風が来たときなど、プランターを動かす機会は意外と多いので、試してみてくださいね。

ラックやハンギングを使う

パセリや三つ葉などは小さなプランターで栽培することができます。それらの植物であれば、ハンギングを使用して栽培しても良いでしょう。また高さのあるラックを使えば、限られたスペースを有効活用することができますよ。

室外機カバーを使う

ベランダの室外機にから出てくる熱風は、家庭菜園の野菜を傷めてしまう可能性があります。そんな時には、室外機カバーを使えば、室外機の上に置くことができるので熱風の影響受けずに済むのでおすすめです。また決まった方向に風を逃すことができるので、風が吹く場所を避けて、プランターを置くことができます。

賃貸のベランダで、家庭菜園を行うときの注意点

ここでは賃貸のベランダを利用して家庭菜園を行うときの注意点を紹介します。

賃貸マンションの規約を確認する

賃貸のベランダで家庭菜園を行うときには、必ずマンションの管理規約を確認しておきましょう。契約の中身はマンションによって異なるので、大丈夫だろうと軽く考えていたことが後にトラブルに発展してしまうケースもあります。規約を読んでもわからないことがあった場合には、家庭菜園を始める前に、管理組合や不動産屋に確認しておくことが必要です。

道具や土を落とさない

賃貸のベランダで家庭菜園を行うときには、最低限周りの住人へ迷惑をかけないように気をつけましょう。栽培に使用する道具や土を落としてしまい、迷惑をかけてしまうこともあります。特に台風の時は暴風雨によってプランターや支柱、土などが飛んでしまう恐れがあるので、台風対策はしっかり行ってください。

排水口の詰まりに気を付ける

家庭菜園をしていると、落ちてしまった葉や枝、土などで、ベランダが汚れがちになってしまいます。しかしこういった汚れを放置していると、排水溝が詰まる原因になります。水漏れや汚水の逆流といったトラブルを防ぐためにも、排水溝にネットをして、ベランダを定期的に掃除しておきましょう。

有機質の肥料の臭い

賃貸の集合住宅の場合は、居住スペースが隣接しているケースがほとんどかと思います。化成肥料を使う分には問題ありませんが、動物のフンを使用した有機肥料には臭いが強いものがあるので、ベランダでの使用は控えましょう。

まとめ

いかがでしたか。賃貸のベランダで、家庭菜園を楽しむための工夫や注意点をご紹介しました。トラブルを起こさないためにも、最低限守りたい事項ばかりでしたね。賃貸のルールを守りながら、できる範囲でベランダ菜園を楽しんでくださいね。